正しい体の洗い方
体を洗う時に何か意識したり、気をつけている事はありますか?
日常の事なので特に意識せず「作業」的に済ませてしまっている人も多いと思います。
あなたの体の洗い方は肌を老化させる原因になっているかもしれませんよ!
体の洗い方ひとつで肌の調子が変わるかもしれませんよ!?
今日は肌に優しい体の洗い方を書き残してみます。
気になる方は読んでみてね。
1.湯船に浸かってから体を洗う
最近では湯船に入らないでシャワーだけ。なんて人も多いと思います。できれば湯船につかる事をお勧めします。
実は湯船につかるだけで、体に付いている汚れはほとんど落ちてしまいます。
また毛穴も開きますので毛穴に詰まった汚れを落としやすくなるというメリットも。
湯船に入る時の温度は38〜40℃が最適です。
2.シャワーの温度と水圧
熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。本来お肌を保護してくれる皮脂まで洗い流してしまうと肌トラブルの原因となってしまいます。また肌への負担も大きくなってしまいます。
逆に体温以下の温度では皮脂汚れを十分に落とせない可能性が高いです。
適温とされるのは38℃です。さすがにぬるいと感じる人も多いと思いますが、その場合は38〜40℃で調整するのがベストです。
またシャワーの水圧にも注意が必要で、強過ぎるシャワーは肌の角質層のにダメージを与え、皮脂の分泌に影響が出てしまいます。
その結果シワやたるみを作る原因となってしまいます。
特に顔などの皮膚は薄く繊細なため注意が必要です。洗顔して顔にシャワーを直接かけるって人は多いと思いますが、これは絶対NG。
お湯をすくって洗い流すようにしましょう!
またシャワー水圧の問題はシャワーヘッドを交換する事で肌へのダメージを軽減する事ができます。
ホームセンターなどでも購入可能で、交換も自分で簡単にできます。
例としていくつか紹介しておきます。
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赤ちゃんなんかは特に肌が弱いので通常のシャワーでは水圧が強すぎます。赤ちゃんがいるご家庭は特に交換をお勧めします。
3.洗う順番
髪の毛→顔→体と上から下へ洗って行くのが正解!
例えば体を洗った後に髪の毛を洗ってしまうと、キレイに洗った体にシャンプーやトリートメントが着いて残ってしまうかも!
せっかくキレイにした体に着くのはイヤですよね。洗剤残りは肌にも良くなかったりもします。
4.石鹸の泡立て
石鹸を使う時、良く泡立ててから使ってますか?
泡立てないままタオルに擦り付けて使ったりなんて最悪ですよ!石鹸の洗浄力が強すぎて、必要な皮脂まで洗い流してしまうかも!
またボディソープなどは洗い流しきれず肌残りしてしまうかも!
良く泡立てて使うことで、毛穴の汚れを吸着してくれるメリットもあります。
手で体を洗う場合は手で泡立てるのは面倒なので泡立てネットやタオルで泡立てて使うと良いですよ!
5.洗いすぎ
力をこめてゴシゴシ洗っていませんか!?
これはお肌を傷つけているのと一緒です!シミの原因など肌トラブルを引き起こす引き金になってしまいますi||l|i(;゚∀゚;)||i|li; ザー
お肌は適度な角質層や皮脂がある事で肌を守っています。洗いすぎてしまうと本来肌を守るために必要な皮脂や角質層まで落としてしまいます。
今すぐやめましょう!
え?洗った気がしない?気のせいです!ちゃんと洗えてます。
本来、石鹸を泡立てて手で撫でるように洗うだけで汚れは十分に落ちるんですよ!
さらにこれは驚きの事実ですが、汗なんかはぬるま湯を流すだけで落ちてしまうんです!
豆知識
角質層の役割は外部刺激から肌を守る事と、潤いを維持する事。
皮脂の役割は外部から異物が侵入するのを防ぐ事と、肌の水分蒸散を防ぐ事。
6.タオル
体を洗う時何を使って洗いますか?
一般的にはナイロンタオルが主流ですよね。しかしナイロンタオルの繊維は硬いので肌へのダメージが大きいんです!普通のタオルでも肌には負担がかかります。
手で撫でるように優しく洗うのが最も肌に優しい洗い方です。
ただ背中なんかは手洗いでは手が届かないところはどうするの?ってなりますよね。
私の場合は週に数回、柔らかい素材のタオルで洗うようにしています。
7.石鹸と合成洗剤
石鹸と一口に言っても種類はたくさんあります。天然石鹸と合成洗剤、固形石鹸か液体石鹸かと種類が多くあります。
合成洗剤は主に石油を使用し化学合成で作られます。ただ最近は合成洗剤でも天然の油脂を使用するものが多くなってきています。
石鹸は動植物の天然油(油脂)+アルカリで作られます。石鹸と液体石鹸はこのアルカリを何を使うかで変わってきます。
石鹸(脂肪酸ナリトウム)→油脂+水酸化ナトリウム
ボディソープ(脂肪酸カリウム)→油脂+水酸化カリウム
成分的な特徴として
脂肪酸ナリトウム(石鹸)の方が低刺激と言われています。
脂肪酸カリウム(ボディソープ)は水に溶けやすい性質を持っています。
石鹸と合成洗剤のメリットとデメリット
- 価格が安い
- 低い温度でも洗浄力を発揮しやすい
- 洗浄力がおちない(落ちにくい)
- アルカリ性、中性、酸性と属性を選ばず作れる
- すすぎ残りしやすい
- すすぎ残しで肌トラブルになることも
- 環境にあまり良くないものがある
石鹸
- 肌に優しい
- 環境にやさしい
- 洗浄力が高い
- 肌に石鹸残りしない
- 価格が高め
- 使用時に手間がかかる
- 石鹸カスができる
洗浄力に関して
石鹸はアルカリ性で皮脂などの汚れと中和し、洗浄力が失われていきます。また水に溶けることでも洗浄力が落ちていきます。
逆に合成洗剤は洗浄力が持続します。
これは使い道や捉え方で印象がかなり変わります。一見すると性能的には石鹸が劣っているように感じますが、洗浄力が低下すると言うのはデメリットでありメリットでもあるのです。
例えば体を洗う場合、汚れと反応する事で洗浄力が落ちていき、その特徴のおかげで肌に必要な皮脂などまで洗い流してしまうリスクを下げることができます。
さらに洗い流すことが容易なため石鹸残りせず肌トラブルのリスクも少なくなります。仮に石鹸が残ったとしても中和されて洗浄力が無くなっていきますからその点も肌に優しいと言えます。
一方で合成洗剤は環境を問わず一定の洗浄力を発揮しやすいため頑固な汚れを落とすのに適しています。
体を洗うということに関しては石鹸が良いと個人的には思ってます。
8.まとめ
- 38〜40℃の湯船に入る
- シャワーも38〜40℃
- 洗う順番は頭から始まり、足が最後(上から洗う)
- 石鹸は良く泡立てて使う
- 手で撫でるように洗う
- 石鹸が残らないように良く体を流す
少しの工夫で将来の肌に大きな差ができるかもしれませんね。
今日は体の洗い方でした。